11月27日から始まった11月議会、本日は議会閉会日です。丁度、始まった頃から新型コロナ感染者数が増え始め、全国で新規陽性者数が過去最高を記録するなど、感染者数を抑えることが出来ません。それに合わせて追加議案が次から次へと出され、補正予算が組まれました。当然、追加議案が出されると所管の委員会に付託されますので、議案質疑を経て採決となります。
今議会、私は教育・スポーツ委員会で「学校における新型コロナウイルスの対応について」を質問しました。現在の感染経路は、家庭内が73%、学校内では6%と、大人から家庭に持ち込まれ子どもたちが感染者となる例が多いのです。陽性者が出た場合、学校は個人を守るため情報提供が限られており、逆にデマが広がり誹謗中傷につながるのではないか、と質問しました。(議会レポートに掲載)
第230号議案と第231号議案の追加提出は、「営業時間の短縮の要請に応じて頂ける事業者に対し、「愛知県感染防止対策協力金」を交付するもので、303億4200万円を予算とするものです。総務企画・福祉医療・経済労働委員会で質疑・採決となり、議会が再開され、3件の私学振興予算の充実についての請願と共に採択し、11月議会が閉会となりました。
閉会の挨拶では、議員の皆様には当面する課題に対して熱心にご審議頂いたことへのお礼、当局には議会運営に対しての協力に感謝を述べました。最後に輝かしい新年を迎えられますよう、と結びましたが・・・。コロナは収まるどころか、今日16日の発表では愛知県は感染者数が248人、東京も678人でこちらも1日の感染者数が過去最高となりました。トンネルの出口が見えてきません。
今年の漢字は「密」でした。「密閉、密集、密接」の3密を避けてコロナの予防対策を、とあまり良いイメージではありませんが、「密」には「人とのつながり」という意味もあるそうです。大変な年になりましたが、あきらめず皆さんで協力してこの困難を乗り越えていきましょう。今回の議会のひっ迫した状況に「県民の皆様のために一刻も早く」との思いを強くした議会でした。